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年間第22主日 朗読: エレミヤ預言者20・7-9 使徒パウロのローマの教会への手紙12・1-2 マタイ16・21-27   イエスに従う人の歩む道は困難、不安、苦悩、疲れなどの道です。   P Frederik Khonde  神父様 三原カトリック教会 先週の日曜日にはイザヤ預言者の愛を持って父のようにエルサレムとダビデの家を支配する宮廷長の約束とペトロがイエスに教会の礎とされたことから、私たちは神様の救いの計画の協力者であると聞きました。毎日のそれぞれの役割の中で、イエスの呼びかけに答えて、神の救いの計画と働きに協力するように招かれました。今日の朗読はその使命に対する覚悟と心構え、そして、弟子たちが取るべき態度を教えています。それは、困難などがあっても、勇気と力を持って、与えられた使命を果たすことです。   第一朗読は預言者エレミヤが使命の遂行に伴う不安と苦悩を神に訴えた言葉です。エレミヤ預言者はすべての預言者の中で一番不幸な経験をした人だと考えれています。彼はイスラエルの民が神様から離れてしまい、周辺帝国「バビロニア帝国とエジプト」に侵略を迫られた時代に活躍しました。   エレミヤ預言者は強い危険感を持って、人々の改心と神様への信頼を呼びかけ、イスラエルの民の神様への不忠実がもたらす滅亡を予告したことで、つらい毎日を送るようになりました。当時の社会指導とナショナリストから一般の人たちまでの侮辱、迫害、嘲笑、告発の対象となり、孤独の毎日を続けました。「主よ、あなたがわたしを惑わし」という今日の第一朗読のエレミヤ預言者の言葉は彼の深い不安と苦悩を表すのです。   今日の福音はエレミヤ預言者の経験した不安、苦悩、迫害などがイエスに従う人の道にもあるものだと教えています。イエスが受難予告を行う直前に、先週の日曜日に聞いたように、ペトロは「あなたはメシヤ、生ける神の子です」と告白しました。しかし、彼が思い浮かべたメシヤは十字架に死ぬはずがない力強い人物でした。実は、ペトロは当時のユダヤ人と同じように、ㇿ-マの支配からイスラエルを解放する政治的なメシヤを期待していたのです。だから、だれよりも自分の使命が分かるイエスはペトロを厳しく戒め、人間の思いを捨てる...