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いただいた神様の恵みを認め

年間第30主日   A 年 〒 723-0011  三原市東町 3 丁目 13-5 ℡084-862-4514   Fax   0848-62-6824 080-3830-5285    ( フレデリック神父 ) 朗読: 出エジプト記22・20-26 使徒パウロのテサロニケの教会への(1)手紙1・5c-10 マタイ22・34-40   いただいた神様の恵みを認め、 感謝するする心から神への愛と隣人への愛が生まれます。   先週の「皇帝への税金」について質問されたイエスは、神様は唯一であるから、皇帝の物は皇帝に、神様の物を神様に返すように呼びかけました。聖なる神の物を神に返すと呼びかかけてくださる主イエスは、世界も命もすべてこの唯一の神のものであるという現実をしっかりと見つめなおすことを促してくくださいました。今日の典礼の朗読は神様の働きと恵みを認め、感謝する心から真の神への愛と隣人への愛が生まれると教えています。   今日の第一朗読は寄留者に対する圧迫を禁じ、社会的弱者への配慮を求める人道的律法です。この箇所はシナイ山で神様との契約を結んだイスラエルの民のために書かれたものです。モーセは今日の朗読の言葉をとおして、イスラエルの民がどのように共同体の中で生きるべきかと、どのような態度を弱い人に対して取るべきか、そして、どうしてそうするべきかを教えました。モーセは社会的弱者を虐待したり圧迫したりするのを禁じて、彼らをたすける理由を教えました。   まず、イスラエルの民は自分たちの先祖がエジプトで寄留者であったことです。その寄留者のことを思い出せば、かれらの苦悩と不安がどれほどであるか理解することができます。また、先祖たちは、そういう厳しい状況に置かれた時に神様の配慮といつくしみを体験したことです。つまり、イスラエルの民が寄留者を虐げず、孤児と寡婦に配慮しなければならないのは、自分がエジプトで同じ立場に置かれた時に、神様に助けられたからです。   今日の福音は、当時のユダヤ会社の律法の中で、どの掟が最も重要なのかという律法学者のイエスへの質問とそれに対するイエスの答えを語ります。イエスは申命記とレビ記を引用し、神への愛と人間への愛と答えました。福音から聞いたように、「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神を愛しなさい」、ま